2016/02/21

真空管フォノイコライザのノイズ退治

フォノイコライザは間に合わせでArcam A65を使ってますが、本命候補は真空管式CR型RIAAです。

モノは米国T社よりキットを輸入して組み立てた高gm高μ 3極管の6C45Pを片チャネル2本でカスコード増幅し、その後CR RIAAイコライザを経由して12AX7のSRPPで増幅と共に低出力インピーダンス化するアンプです。


音は結構気に入ってるのですが、ハムが多くてボリュームアップでは非常に耳障りになります。

そんなわけで6C19を使った真空管式高圧レギュレータを載せるなど対策をしましたが、根本解決には至りませんでした。(レギュレータ出力ノイズは0.03mV、ヒーターは直流点火)

出力を測ると0.2~1mv程度のノイズが出ています.

スペアナでノイズ成分を見ると50Hzを筆頭にその奇数倍のノイズのオンパレードです。
この意味するところは、整流リップルだとすれば、AC周波数の2倍の100Hzとその高調波が優勢になるはずなので、そうではなくて電源周波数に直接起因するノイズだと判定しました。

真空管アンプはヒーターの余熱で電源をオフにしてもすぐに機能しなくなるわけではないので電源をオフにしてその瞬間はどうなるかで見ますと、このノイズが消えました。

つまり「このアンプの中で電源周波数のノイズ(波形がつぶれて奇数歪を出してる)が発生して、アンプが拾ってる」という事のようです。
そういうことをする発生源は電源トランスしかありません。

この中にはB電源用、ヒータートランスが2個オリジナルでついていて、その後真空管高圧レギュレータを追加した関係でシリーズ電圧制御の6C19用にヒータートランスを追加しましたので、都合4個の電源トランスがあります。
 B電圧平滑用に10Hのチョークがありますが、これは整流後なので今回のノイズには関係
ありません。

という事でトランスからのリーケージ・フラックスを第1容疑者として挙げました。

それではこのリーケージフラックスを測るのにいいコイルがないかおもちゃ箱をしらべたら、細い線を沢山巻いた鉄心を持つモノを見つけました。

リレーです。

オムロンの24Vリレーをフラックス検出コイルに見立てて、オッシロをBNCケーブル直結の1倍にすると最小レンジが2mVになりちょうど良くなります。

オシロのもう片方にはオーディオ・アナライザのモニタ出力を入れました。
これでリーケージフラックスの波形とフォノ・イコライザのノイズ出力波形を比べてみようという考えです。
上側:リーケージフラックス波形
下側、イコライザノイズ波形  

結果はドンピシャです。完全マッチではないですが、ケース上部に置いた検出コイル波形とほぼ似通ったノイズが出てます。このリーケージフラックスは場所により大きさも波形も大きく異なりました。

これを解決するには電源トランスをアンプから離すしかありませんね。

実はこのイコライザは米国電源仕様ですから120Vを必要としてます。面倒なので何とかしなくてはと思いつつもこれまでそのままでした。

CSPPアンプの完成をもって、丁度真空管ラインアンプが不要になったところなので、これを機会にこのアンプモジュールをこれまでのラインアンプのケースに移植させることにします。


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