2015/11/23

無帰還CIRCLOTRONパワーアンプの製作(1) 完全差動アンプ(FDA)で終段SITをドライブ

しばらくぶりにCIRCLROTRON アンプに戻ってきました。

これまでにCIRCLOTRON出力段や電源は実験迄が終わってますがこれを組み込んでパワーアンプに仕立てるには電圧増幅段が必要です。

それには測定用に使った電流帰還全差動アンプでもいいのですが、いま出品しようと考えてる手作りアンプの会、お寺大会での課題、「無帰還半導体アンプ」のカテゴリーに入りませんのでボツです。

それで色々LTーSPICEで回路をこねくり回し、ようやく無帰還の差動アンプそれも全差動アンプが設計できました。

この完全差動(FDA、Fully Differential Amp)というのはすでにオペアンプで実現されているようで、主にADコンバータのフロントエンドで使われ、ノイズ削減、2次歪キャンセルなどの重要な役目があるようです。
TIの説明書より
このFDAは入力出力ともコモンモード電圧からの影響を受けず、二つの入力の差の電圧を増幅し、差動電圧を出力出来ます。
この完全差動アンプを使えば無帰還CIRCLOTRONアンプ出力段への入力、バイアスを中心とした差動電圧スイングが容易に実現できます。

ちなみに無帰還CIRCLOTRONパワーアンプの出力デバイスの2SK82 SITは約ー6Vからー10Vのバイアスが必要です。2SK82の実験参照

完全差動アンプがあれば、この出力コモンモード電圧設定端子をこのSITバイアスの約ー10Vにつなげば、一丁上がりで、バイアス電圧を中心としたSITへのバランス入力が直結で簡単にできるという訳です。

これができない対グランド出力の普通のアンプだと、SIT入力へコンデンサでつなぐことになり、シンプルさの点でも音質の点でも、費用の点でも問題があります。

ということで、FDA基板を2枚作ることになりました。

ケースは前にお知らせしたとおり既に手配が終わってましたので、主な部品を並べてレイアウトの検討をしました。

最初の構想にはなかったシャント・アッテネータ(中央)を入れる予定です。多分、今後もう使わない真空管ラインアンプからの移植です。

終段は実験機からの移植で簡単ですが、あと一月で仕上げるのは基板つくりや機械加工などで結構忙しくなりそうです。



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