2015/09/20

ハイブリッドA級シングルアンプ(4) 主な部品 真空管、チョーク、トランス等

実験する為の部品がそろってきました。
「手持ち部品の活用」がテーマの一つでもあり、古い入手困難な部品が多いです。

真空管4P1L

この真空管はドイツ製の真空管をモデルとして製造されたロシアのスベトラーナ製の直熱5極管です。もともとは軍用通信機などで使われている球ですが、近ごろはアメリカのオーディオマニアにその音の良さを評価されてラインアンプやパワーアンプに使われるようになってきたようです。音は古典直熱管の71Aなどと比較しても遜色ないということで実際に使った人の好感度も高いとの事。
テツもこれまでにスベトラーナの6C45や6C19などを使いましたが、ロシア管の出来は結構良く信頼できるのではないかと思ってます。

必要なのは2本なのですが余裕を見て(値段も1本600円だったし)5本注文しました。
左下の1本は秋葉原で購入、それ以外はハンガリーより

ハンガリーの店から届いたのはVIIー73の刻印からみて1973年製のようです。ガラス内壁にはゲッタが広範囲にかけられ内部は見えません。1本は秋葉原で買ったのですがこちらはVー82の刻印、ゲッタ少なく中が良く見えます。
丸マイカ電極支持、ボタンステム

センターからフィラメントを吊ってます。


ボタンステムでプレート電極の隙間からグリッドが見えます。

頑丈な作りは古典管ではないですね。

3結での特性は

直線性がいいですね。(間隔がそろってる)。これに高インピーダンス負荷を使えばこれ1本で充分低歪なアンプになります。
ミュー;8、Ra;1.2KΩと低ミュー、低出力インピーダンスの直熱出力管の特性を示してます。
想定動作点はバイアス6V、プレート電流30mA程度で考えてます。プレート電流が大きいほど音に実体感がでるとの事です。

ロクタルソケット

ソケットは秋葉原でセラミック製を1個テスト用に買いました。これはピン電極がセラミックの穴に差し込んであるだけなので球をソケットに差し込んでも上下に簡単に動きます。イギリスに注文したのはテフロン製でピンがテフロンの中で固定されているようで球が上下に動きません。マイクロフォニックノイズが大きいと言われているしこのソケットでのガタは大きな問題になりますので、
テフロンの方を使います。ロクタル管はソケットに挿すと抜くのに困るほど、簡単には抜けません。

プレートチョーク タンゴ TC-160-15W

プレート負荷は最も簡単なのが抵抗ですが、直流電圧降下が大きいのでその分B電圧を上げなければなりません。電源トランスはトランジスタ用低圧型を使う予定なので抵抗負荷や、定電流源(CCS)負荷は敬遠しました。チョークはその点電圧降下の問題がなく、さらにインダクタンスなのでB電圧以上にプレート電圧を振ることができるし音もいいです。タンゴのTC-160-15Wの巻き線を並列にすれば40H、30mAのチョークになります。周波数特性も分割巻?で高域特性もよくなってます。
電流を30mAにするため巻き線をパラにするとその分インダクタンスが減るので、ドライブ管のプレート抵抗が大きいと低域が伸びなくなります。しかし、4P1Lは1.8KΩと低いので、10Hz程度迄は出るでしょう。

電源トランス タンゴCT-50

トランジスタプリアンプ用のカットコアトランスです。2次側は55-45-35-0-35-45-55Vとタップが沢山でているセンタータップ整流用です。
これをブリッジ整流にすれば最高でDC150Vは出せます。

低圧トランス ノグチ PM636

低圧電源用です。定格6.3V、6Aこれを2個使い、センタタップ整流でDC8Vは出るでしょう。
整流後負荷をかけ、リップルの谷でなんぼ出るか気になります。電流容量的には余裕がありますが、電圧が低い。出力が3W+3Wになってしまうかもしれません。あまり低い時は8V巻き線のRコアトランスを注文するかも。

低圧整流回路 ショットキーダイオード+10、000uF

DC電源のノイズについての考察で、左右チャネルのDC電源もお互いの干渉を防ぐためには電解コンデンサと整流ダイオードは分離した方がよいのではと思い、トランスは2次巻き線まで共通ですが以降のダイオードと電解コンは分けました。
ショットキーダイオードはもともと順方向電圧降下が少ないし、電流も左右2系統に分けたので電圧降下を少なくできるでしょう。 低い低圧電源の電圧をできるだけ下げないという為でもあります。
平滑電解コンデンサは正負そして左右、の計4個の10、000uFをアンプ部電源のために、そしてフィラメント電源のために0.5Ωとさらに10,000uFを左右2セット分準備しました。

本来は、フィラメント電源とアンプ電源は分離した方がよいのですが、このアンプのプラス電源には定電流回路がぶら下がるので信号との干渉は少ないでしょう。

このボードはプリントパターンを細くする必要がないのでARーCADで書いて、ベタプリント基板にミニルーターで溝切りして作りました。

真ん中のスリットはリップル電流の流れを制限

合計60,000uFあるけど、低電圧だからコンパクト。

シャーシ

最終回路が決まってないのでとりあえず、実験用にトランスなど重量物をシャーシに載せました。ヘッドホンアンプだったりした関係で穴だらけで見苦しいでしょうがご容赦。

本番機は新古品、鈴蘭堂SL10にしたいけど、高さが足りないので低圧トランスが入らない。。。。。
低圧トランスはシャーシ内部に基板が入るので後部パネルへ

トランス、チョークが5個

アンプ部

これはこのシャーシには狭くて載りません。
アンプ部実験機はいずれ、このシャーシの横にヒートシンクTF1310-A2を2個載せたアルミアングルシャーシを横付けしようと思ってます。




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