2015/02/13

SITヘッドホンアンプの総合測定



SITヘッドホンアンプが出来上がったところで、このアンプの健康診断として特性測定を行いました。

測定器はHP8903Bオーディオ・アナライザ、補助的にWaveSpectraを使いました。
負荷にはSONY MDR-Z1000(24Ω)を入れました。

ゲイン、残留ノイズ


   |ゲイン((倍)|残留ノイズ(uV)|DCバイアス(V)|アイドル電流(mA)|
  左|   0.557 |   5.3     |    6.06    |    303     |
  右|   0.553 |   5.8     |     6.47    |    215     | 

ゲインはソースフォロア1段しか無いため,0.557と入力の半分程度になります。
実際の使用でのボリューム位置は10時から1時あたりですから大きなハンデにはなりません。
残留ノイズは30KHzLPFをいれて測定してます。測定系のバックグラウンドが5uVですからそれに肉薄してます。
アイドル電流の違いはゲイン調整の結果で、ばらつきをこれで補正してます。

歪率(THD+N)

イメージ 1

ほぼ常用の周波数帯域と出力レベルで低歪です。

イメージ 2

1mW時の1KHzスペクトルを見ると第2調波がメインで第3調波はその20db下です。
 50Hz,150Hz等低周波のピークは測定系から出ているバックグラウンドノイズの1部です。

周波数特性


イメージ 3

高域低域とも-0.3db以内に収まっています。
高域でのヘッドホンインピーダンス上昇はZOBELで抑えてあります。

ディスクリートレギュレータの特性


    DC成分(V)  ノイズ成分(mV)
入力    -14.95      9.5
 出力   -12.51      0.008

入出力間電位差は2.5Vとしました。
LDO型レギュレータなので電位差0.5Vから稼動できるのですが、音が丸くなるという傾向を感じたので、電位差を大きくし、電極間容量を小さくしました。

測定系残留ノイズもあるので、電源ノイズの抑圧はー70dbはいけてるようです。

消費電力

0.18A、 9W

高能率のヘッドホン用としてはあきれるほどの消費電力ですね.モット下げられるかもしれませんが、とりあえずこれで。。

今回の製作の狙いは「単純な回路でSIT(Static Induction Transistor)自体の音を聞く」にありましたのでゴールは達成です。

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