2015/02/15

CIRCLOTRONアンプ プロジェクト始動

サークロトロンというと核物理でのサイクロトロンと間違える人がいそうですが、これはただのオーディオアンプの一形態です。
詳しいことは国内ではCSPPと呼ばれているのでそちらに譲ることにします。上條氏のCSPPについてのページが詳しいです。

さて私の狙いはバランス型のパワーアンプを作ることにあります。
Specとしてはバランス入力でバランス出力、ゲインは1以上数倍程度、出力は15W位で出力段はバイポーラトランジスタかSITか
はたまたMOSトランジスタ。

イメージ 1

アンプの基本回路はこれです。LT-SPICEで動作を確認しました。シンプルでしょう。
テツは増幅回路のシンプルさが高音質につながると考えています。そういう意味で美しい回路かな。。

回路はNelson PassのMOS Circlotron Ampをベースに電流帰還でゲインを1にし(インバーテッドダーリントンの1種、ソース抵抗が帰還抵抗)、初段を2SJ74のペアパッケージである2SJ75、出力段を2SC5198 あるいは2SK1056としています。

面倒なのは電源でフローティング電源が4個いるので、2次側にセンタタップつきの2巻線を持つMG200が適していて片チャネルに1個、合計2個必要です。

そんなこんなで出来上がった時のイメージがこれになります。昔のアンプ、真空管アンプスタイルというか昭和レトロのアンプですね。
イメージ 2

昔電源だったシャーシにヒートシンクと、入出力のターミナルを取り付ければ、一丁あがりとなるはずですが、実際はこれをベースに、保護回路や、レギュレータとSIT 2sk82出力段など色々弄ろうと目論んでいます。

これををドライブするのは高出力ラインアンプで、真空管によるトランス出力なのでゲイン不足にはなりません。

さて電解コンデンサELNA セラフアイン25V、22000uFも眠りから目覚めて起用されるわけですが大丈夫かどうかのテストです。
イメージ 3

ESRと静電容量を測定しました。ESRは0.02から0.03Ω、静電容量は公称値の90%前後ですがエージングすれば使えるでしょう。

イメージ 4

テツがもっとも気になっていたのは、フローティング電源を使う関係上、トランス巻き線間の結合容量であり、これを介して、外乱の侵入経路になったり、動作不安定などの原因になるはずなので、どの程度か測定しました。
もっとも大きなのは2次巻き線間のCで390pFと470pFありました。
これはスピーカと並列に入りアンプ出力にぶら下がります。1次側と2次側間は100から200pFありました。ACを伝ったコモンモードノイズはここから入ります。
これらはコモンモードチョークコイルを使い分離し無効に出来ないかの検討対象です。

つぎは穴あけと外装部品の取り付けになります。

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